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本当は、もっと広い範囲でニーズがあるのに、残念ながら業界としてのスキルはまだまだ低いと感じている。
多分、弁護士、税理士、不動産鑑定士、土地家屋調査士、行政書士、また6月から公認会計士が社員として参加することになる。
もちろん宅地建物取引士は営業の新人を除いてもっているし、国際ライセンスのCPMやCCIMなどはもっている人や、建築士をもっている人もいるし、まだまだ様々な資格にチャレンジする人もいる。
本当は、何もそこまでしなくても良いのではないかと考える人たちもいるが、私は不動産コンサルタント業について将来の可能性を追求している。
また、これらの専門職は、当社の顧客についても大変なメリットであり、クライアントのステータスにもつながると考えている。
先日も、ある個別相談で、複雑な内容の相談を弁護士を交えて解決に導き、またその後、継続するトラブルの処理も行っている。
仕事はスピード感が大事であり、特に相続対策や相続税の申告なども、直接当社の税理士を窓口にして、外部でも税理士を 3人ほど雇っているし、当社に弁護士がいるが、外部でも弁護士は2つの事務所に10人程度の弁護士が存在する。
また顧問には、警察庁OBの大貫先生や公認会計士協会の理事の木下先生も、当社の顧問として様々な相談をできる体制はできている。
今回も中国や台湾などに進出して様々なサービスを考えているは、これについてもいろいろなネットワークを駆使して、安全性の高いネットワークと協業して仕事をすることができている。
多分、この時点で当社と言うのはクライアントから見て、唯一無二の会社に成長できているのではないかと考えている。
今後、次世代にサービスを提供しようと思えば、現在のコンサルタントだけで未来永劫のサービスを続けられるとは考えていない。
当然、私自身も将来は引退するかもしれないし、そうなれば会社の存続と言うことを考えて考えて行かなければならないし、また会社同士の付き合いと言うのは、会社自体が継続性を持って事業ができていないと結果的なクライアントに迷惑をかけてしまうことになってしまう。
そう考えれば、やはり個人的な能力だけでなく、システム的な仕組みづくりを構築していくしかない。
先日、テレビで銀座の商店会の人が言っていたが、銀座と言うのは、長い歴史の中で残ってきた企業しか残っていない。
淘汰が繰り返し行われていて、結果的に残ったものしか存在できない。
デパートと言う古き良き時代のビジネスモデルが維持できなくなってきていて、これらが新しいビジネスモデルにどんどん変化されている。
それが銀座の歴史なので、そもそも銀座が存続する理由というのは、常に変化を続けてきたからである。
我々も不動産業界に対して、どんどん変化を求めチャレンジし、自ら変化をしてきた。
今年も新入社員が入ってきて、将来に夢を持って当社に入社してきている。
すると彼らが、未来に向かって成長できる環境を作ってやらなければならないし、顧客も世代交代が起きていて、その世代交代に準ずるスタイルもどんどん作って行かなければいけないから、会社も若返りも必要である。
そう考えるとやはり事業は将来性を考えて投資をしていくことが重要である。
当然、今食べていければ良いと言う考えであれば、そもそも41歳の時に、前職の会社を辞めた段階で、家賃収入もあり、印税収入もあり、また講演などで稼ぐこともできたから、生活に困ることもなかった。
それでは、あまりにも私の考えた人生とは、乖離して小ぢんまりしてしまう。
多分、すでに歴史を作り上げてきていると思っている。
この不動産コンサルタント業。
不動産業界の延長戦で考えたくはないのである。
では。
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