ゴールドエイジは日本を救えない…。と私は前回のひとりごとで弱音を発言しましたが、どうも考えてみると『2つだけ方法』があることが分かりました。 それは(1)サ高住の訪問介護の一人当たり介護報酬が、高齢者の要介護度の上限金額の80%あればゴールドエイジは赤字にならないということ。次に(2)つ目は、働くヘルパーさんの時間の80%をケアプランの訪問介護に使えばゴールドエイジの赤字はありません。 要するに今までは上限金額の50%~60%しか報酬がありませんでした。そして働くヘルパーさんもロスの時間ばかり多くて、本来のヘルパーさんの仕事であるケアプランの訪問介護に入っている時間が50%~60%だったのです。しかし、これらの問題は口で言うことは簡単なのですが、いざ実行しようとするともの凄く難しいことばかりなんですね。 (1)は介護される高齢者も金額が増えること。自分の自己負担金額(1割~3割)も増えるので介護は少ない方がいい。その分はゴールドエイジの生活支援費(定額)で面倒みてもらいたいと誰でも考えてしまいますね。そうすると介護報酬が下がりますからゴールドエイジは赤字になってしまいました。 (2)のヘルパーさん達も、車に乗って出かける一件一件の訪問介護と違って、ゴールドエイジの館内に高齢者が居るので、ついいい加減になってしまって、本来の『訪問介護の報酬』を忘れてしまいます。そしてケアマネージャーも、サ高住の訪問介護は特殊ですから正しいケアプランの組み方が分からないのです。やはり効率のいいサ高住のケアプランを作っていただかないと、介護報酬の上限率が下がりますし、ヘルパーさんもムダな時間が多くなって訪問介護に入れる時間が少なくなりますね。これはダブルパンチでゴールドエイジの赤字の原因になっていました。私達もヘルパーさん達も一生懸命にやっているのに『ゴールドエイジは日本を救えない…』となってしまったのです。 やはり同じ内容の介護をしているのに、サ高住のゴールドエイジは一人当たり介護報酬はたったの『6万円』。特定施設『20万円』。特養『28万円』。老建『30万円』。療養型『45万円』。これだけの介護報酬の格差があるのは日本だけの不平等だと私は思います。厚労省さんのやり方と考え方は私には全く理解不能ですね。そして働くヘルパーさん達の給料はどこもだいたい同じなのですから、もうサ高住はやっていられませんね。 はい、これが私の不満と弱音と言い訳なのですが、そこで負けてしまいますと本当に『ゴールドエイジは日本を救えない。』となってしまいます。ですから今年に入ってから全国の館長さん30名程の会議を毎月行って、真剣に話し合って改善につぐ改善を行っています。みんな本当に良く頑張ってくれていますので、年末までには(1)と(2)の問題を解決できるのではないでしょうか。 館長さんは数十人の部下の社員さんのお世話をしながら、厳しい業務改革を行うのですから苦労が絶えませんね。しかしその苦労は『世のため人のため』です。人の役に立つ仕事をすれば必ず感謝されたり、喜ばれたり、そして自分自身も成長します。館長さん達には頑張ってもらいたいものです。 そして頑張った全館長さん達をつれて、私は今年は海外旅行に行くことを計画しています。 当然ですね。苦労した人達は少しぐらいの楽しみがないとやってられません。私も楽しみにして、もう少し頑張りましょうか…。
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