私か自分の地元でもある、
堺という地域に絞って会社を経営している理由にも繋がります。
会社の経営が順調に進んでいるならば、
地域的にも事業範囲を拡大すればもっと成功する、
と思う方はいるかもしれません。
けれども、責任のある仕事をするために、あえて地域を絞っています。
その大きな理由はふたつです。
ひとつは、会社の成長の大きな支えとなった堺という地域に
貢献したいということ。
そして、もうひとつは責任感をもって経営を進めるためです。
マンションを建設したあとのフォローアップやメンテナンスなど、
諸問題にすぐ対応するためには、あまり地域を拡大することはできません。
正直にいえば、地元で仕事をするということは、
簡単なことではありません。
どんな場合にも、
悪い評判というのは良い評判の何倍もの速さで広がっていくものです。
まして、関西の人のおしゃべり好きは日本屈指といえますからね。
さらに、かつて太閤秀吉の時代、
商人の町として栄えた堺というこの地域の特性も手伝い、
経営には誰もがシビアな観点を持っています。
小細工やごまかしはとてもじゃないけれども通用しません。
弊社で建設にあたったマンションに、
万が一不具合や問題が多発したときには、
すぐにそれは知れ渡ってしまうでしょう。
それだけではなく、建設後のマンションの入居率が悪く
、オーナーの方たちが空き室に常に頭を悩ませている状態が続けば、
やはりそれも悪評となってしまいます。
そんなことをしてしまえば、会社を経営していくことはおろか、
地元で生活していくことすら困難になるのは目に見えています。
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