賃貸アパート・マンション事業が成り立つ場所なのか?
(image) 賃貸アパートが周辺に多いからといって、その立地環境で賃貸アパート・マンション事業が成り立つとは限りません。 あなたがアパート経営を検討している土地の周辺の既存のアパート・マンションが入居率が悪かったり、家賃を下げていたりすれば、市場環境としては後退局面におかれている訳ですから、いまからアパート経営を始めるのはリスクがありますので、慎重な市場の見極めが必要になります。 例えば周辺に工場があり、以前は若い従業員向けのアパート需要があったために、ワンルーム物件が多く建てられたのですが、その工場が閉鎖されたため、ワンルーム物件の空きが増加した地域がありました。一方で、その跡地に大型のショッピングセンターが出来たため、増加するファミリー需要に供給が追い付いていないという事がありました。 この様に、同一地域であっても市場から要求される間取りのニーズが大きく変わってしまったために、周辺では空室が目立っている半面、現在供給されていない間取りでは市場性があるといったケースも中にはあります。 まずは、周辺の賃貸物件の間取り、家賃、入居状況、築年数、仕様などを入念に調べて、賃貸アパート事業が成り立つのか、どの様なニーズがある地域なのかを分析することが必要なのです。