アパートの入居が決まらない時、どの様な対応をしますか?(1)放っておく  (これが一番多い)(2)家賃を下げる (これも多い)(3)工夫改善をして入居促進をする (こうありたい)改善をするためには、何故その物件に入居が決まらないのか?の問題点を発見する事が大切です。今日は大家さんからアパートの空室対策の改善提案の依頼を受けた物件を使ってご説明します。(image) 築10年経過した2DKのRCマンションですが、長期空室が続いています。右はその物件の間取り図ですが、どこに問題があるのでしょうか?・2DKは最近あまり使われなくなりましたが、世帯向けの間取りです。・鉄筋コンクリートマンションですから、それなりのステイタスの方をターゲットにしたいのです。そこで、この間取りですが、上記2つのニーズを満足できるものになっていますか?まず、世帯向けとして夫婦、または夫婦+未就学児で住む場合、DKに食卓を置いた生活をイメージすると、食卓の周りに洗濯機が置かれます!さらに、食事をしている席からトイレの中の便器まで見渡せてしまいます。お風呂に入る時には、食卓の椅子に脱いだ衣服を置くのでしょうか?歯磨きは流し台で行います。鉄筋コンクリートマンションのグレード感に惹かれてくる入居希望者の中に、この様な生活をする方がいるのでしょうか?おそらく、この物件はオリジナルの設計ではDKとトイレ・風呂の間に廊下があったのだと思いますが、建築費を下げて事業収支を合わせるために、設計変更がされ専有面積が減らされて、この様な間取りになったのだと思います。さらに、部屋の向きも悪く西向きのバルコニーです。最悪ですね。この物件の場合、鉄筋コンクリートだからといってグレードの高いお客様を狙わずに、この間取りの生活に耐えられる属性が住める家賃設定まで下げるか?最低限のリフォームでグレードと生活感のミスマッチを解消するか?のいずれかの選択になります。リフォームをするのであれば、ターゲットを単身赴任に変えて、DKと洋室の間の間仕切りを外して1LDKにします。さらに、コーディネートを工夫して付近の新築物件にはない雰囲気作りをしていきます。単身赴任向けですから家具・家電付も効果的です。この様な、建物のグレードからくるターゲット客層と生活感がミスマッチになっている物件は意外と多いのです。
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