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(「前剱」から平蔵谷の雪渓を望む)
8-1 登山終盤。「前剱」→「一服剱」
「カニのヨコバイ」 を過ぎると、
長めの「垂直階段」が有ります。
(長めの垂直階段)
岩壁の下山路は、まだまだ続きます。
(垂直に近い岩壁が続く)
下の写真は、「前剱(まえつるぎ)」の直下を登っているところです。
今から思うと、直登に近い岩壁に見えますが、
もはやここまで来ると、
「ヒョイヒョイ」と(喜んで)登っている感覚だったと思います。
(前剱の直下。岩壁を登る)
「前剱」を過ぎ、数々の岩壁を下って来ました。
下の写真は、
「一服剱(いっぷくつるぎ)」の上部まで下って来た所です。
ここまでくれば、「いいところ」は完了です。
天気も、ようやく良くなってきました。
(「一服剱」の周辺を見渡す)
8-2 剱岳に魅せられた人
12:00 「一服剱」到着
8時間に渡った登山が、ようやく終わりに近づきました。
腰のハーネスに付けられていたロープを外す時が来たのです。
(登山ガイドさん。全てのロープを肩に移す)
(一服剱を下山中。「剣山荘」を望む)
「剱岳」とは本当に不思議な山です。
ガイドさんの一人が、今回の参加者たちに聞きました。
「皆さんは、(剱に)もう一回来る気が有りますか?」
すると、10人中9人までが
「もう結構です!!」
と答えたんです。
(「剱澤小屋」から見た、朝焼け)
それ位、他の山と比べて
”疲れ具合”や”登山の困難さ” が際立っています。
にも拘わらず、登山を終えた後の
”高揚感”と”満足感”
は、他の山の比ではありません。
「剱岳」は、
”特別な登攀具を使わないで登れる山としては、最も険しい山”
と言われます。
「もう一回来ますか?」と聞かれたら、私は・・・・・・!
(「剱澤小屋」の、「剱人(つるぎびと)」Tシャツ)
完