本年度も宜しくお願い申し上げます。気持ちとしては明るい今年にしたいし、わくわくする楽しい一年にしたいのですが…。私はいつも元気に行動していますし、前向きにポジティブに生きてはいるのですが、本当は根暗で悲観的な人間なんです。幼い時から『おとなしくて・かわいくて・かしこい』子供でしたから、高齢者になってもその面影は残っているのでしょう。社員全員からは厳しくて怖くて激しい人だと誤解されているのですが、本当はおとなしくて、優しくて、いつも淋しい孤独な人間なのです。 話は変わりますが、私の一週間の唯一の楽しみは、日曜夜8時からのNHKの大河ドラマでした。その『どうする家康』が12月17日に終わってしまったので、淋しくて孤独なのかもしれません。冗談はさて置き、徳川家康は悪賢い狡猾な古狸で怖い武将だと思われていますが、真の家康はおとなしくてかわいい『白うさぎ』だったのです。しかし織田信長、今川義元、武田信玄、豊臣秀吉に鍛えられて『古狸』になってしまったのでしょう。しかし白うさぎが真の家康だったのではないでしょうか。真の私もおとなしい白うさぎなのです。 しかしさて、そうは言っていられません。今年は大勝負の年になりますし、もしこの勝負に敗退してしまいますと『スマイシアグループ』の明日はありません。それ程に重要な一年となります。なんとかギリギリに144時間かけた『事業計画書』は完成しましたが、こんな計画は絵に描いた餅であり実現しなければ何の意味もありません。さてどうやって実現すればいいのでしょうか…。 それは2つです。(1)は混乱した業務プロセスを整理し直してその責任者を明確にする。(2)は全社員1,700人の一人一人に責任分担を決めて、やったかやらなかったかを評価する。そして一人一人の年2回の賞与金額に連動させることです。まあ一言で言えば、仕事の正しい流れを決めて責任を果たすこと。社員一人一人がやったかやらなかったかを見える化すること。そして一人一人の賞与の金額を大きく変化させて評価することです。これらを実行すれば事業計画は必ず実現するのです。宜しくお願いいたします。 さてそもそも論を申し上げますと、スマイシアグループの全ての商品やサービスはどこの会社と比べても負けることはありません。商品はいいし価格は安いし、アフターメンテナンスもしっかりしています。そして何よりも社員全員がお客様のお役に立つことに一生懸命です。半人前の社員もいてご迷惑をおかけすることもありますが、社員の心はお客様に喜んでもらうことに全力投球していることは間違いありません。ですからお客様との信頼関係がものすごく強い会社であると自負しています。 なのにコロナ禍以来何故会社の成績が悪いのでしょうか。それはコロナのせいではなく、中小企業なのに『大企業病』(機能別縦割組織の弊害・人材の劣化・非効率)になってしまったからです。商品で負けたのではなく会社の中から自滅してしまいました。それを今全力で改革しているところです。(1)『勝てる戦略』は完成しています。あくまでオンリーワン・ナンバーワンしかしませんから必ず勝ちます。負けません。(2)『熱い組織』強い組織を作ります。そのためには全社員を赤い糸で結んで一人一人の結果を評価します。(3)『人材育成』半人前社員は6ヶ月で一人前になれる研修をスタートさせています。6ヶ月で一人前になれなければ配置転換します。 さて白うさぎも古狸にならないと大改革は成し遂げられません。心を鬼にして今年一年走り続けます。社員の皆様、ご協力をお願います。
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