(image) マンション経営は会社経営同様、簡単なものだとは言えません。しかし、経営者自身がモチベーションを高く持ち、きちんとした方法と手段さえ理解すれば不可能なことではありません。もちろん、簡単ではないからこそ、そこがまたマンション経営の醍醐味だとも思います。はじめの時点では意識を高く持っていた経営者も、時間の流れと共に変わってしまうということがよくあります。確かに、モチベーションを高く保ち続けることや、どれだけ目標を達成してもまた次の目標を設定して前に進み続けるためには非常にエネルギーを使います。良い経営者になることよりも、良い経営者であり続けることは何倍も難しいのが現実です。これを会社の社長に例えるなら、企業が存続していく限り一時的にではなく、継続して安定した状態に保ってこそ初めて一人前の経営者と呼べるのではないでしょうか。今までこうしてきたから、という理由だけでいつまでも同じビジネスのスタイルを続けていては、いつか時代に追い越され、経営そのものを順調に進めていくことができなくなってしまいます。時代の流れを敏感に捉え、今社会では誰がどのようなことを必要とし、求めているかということを考えて顧客に提供できるサービスの形をも変えていかなければなりません。これは、マンションオーナーにも同様のことが言えます。人間が「家」というものを建てるようになった原点まで立ち返ってみると、安全な生活をするために、雨風をしのぐために人々は家を必要とするようになりました。つまり、「家」というものの本当の最初の姿は、屋根があるだけのもので良かったのです。それも当然、現在のように丈夫なものではなかったのも言うまでもありません。これが、人間の成長とともに、望まれるものと必要なものが様々な形で変化した結果、幾度も改善や改良が繰り返され今日に至るのです。そして、今では人が部屋に対して求めていることは、そこに「住まう」ということです。ただの寝る場所ではなく、生活の一部なのです。つまり、ただスペースがあればいいということではなく、部屋に対しても機能が求められていると言えるでしょう。もちろん、その求められる機能は人によって様々です。それをきちんと把握すれば、必ず入居者がやってきます。そのためには、市場調査も欠かせません。不動産物件は、築年数が経過すれば必ず古くなり、その劣化などをそのままにしておけば入居率が悪くなってしまうときが必ずやってきます。時代が変化するからこそ、オーナーは家賃として回収したお金をすべて自分のものにしてしまってはいけないのです。その一部は修繕のためのプール金として積み立て、何年後にどのぐらいの修繕を行なうか、という目安を持っていなければなりません。「情けは人の為ならず」という言葉ではありませんが、独りよがりな経営をしていては、結局いつか経営の不振という形で自分自身に跳ね返りがくるはずです。自分の利益だけでなく、顧客のことはもちろん、社員や社会のことまで考えて経営するからこそ、初めてそこに自分の幸せが存在するのではないでしょうか。
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