2020年はAGGホールディングス(株)の『第2創業』となります(アサヒグローバル(株)、ゴールドトラスト(株)、ゴールドエイジ(株))。


会社の『理念や使命やビジョン』は15年ごとに変えていくべきです。世の中が変わり、人も変わりますから理念や目的や使命は、自然に変わっていって当然です。しかし『基本理念』は100年間変えてはいけません。




 その理由は100年経っても人間は人間、人は人ですから、時代がどう変わって変わらないもの、変えてはいけない理念や哲学はあるのだと私は思います。時代に合わせて変えるべき会社の『理念』と、時代が変わっても変えてはいけない人間としての『理念』の2つがあるのだとお考えください。

 AGGの『基本理念』は5つです。

(1)お客様を必ず幸せにする『顧客幸せ主義』。
(2)社員を必ず幸せにする『社員幸せ主義』。
(3)オンリーワン・ナンバーワンになる『一番主義』。
(4)挑戦し続けて失敗を恐れない『変化行動主義』。
(5)短期長期の両方の成果を達成する『長短成果主義』。

この5つは100年間変えてはいけません。



 芳村思風先生の感性論哲学の体系はざっと全体を勉強するだけで180時間以上のセミナーDVDを観なければ学べません。

私はもう27年間も一生懸命に勉強しているのに、あまりにも壮大すぎて理解不能なんです。論理体系が180時間一貫していて、一言の文言も間違えないで聞かないと論理的に理解できません。哲学は社会科学で究極の理屈ですから、一言間違うと理論の崩壊です。だから難しいんだと思います。


 その中でできたのが感性論哲学で証明した経営の原則です。

『感性経営の10原則』が小冊子になっているのですが、はっきり申し上げて先生の10原則に従っていたら会社は潰れると思いました。だってですよ、会社を愛と対話とパートナーシップで経営しなさい。心の通ったぬくもりのある、心の通う経営をしなさい。と言うんですから甘い経営というか、慈善団体や宗教団体ではない『営利法人』がですよ、そんなことを言っていたら即倒産ですよ…と私は考えていました。これは2~3年前のことですね。

 しかしジェームズ・C・コリンズの『ビジョナリーカンパニー』(1)(2)を読んでみると(全米200万部のベストセラー)あー、思風先生と同じ事を言っているんだと驚きました。200万部のアメリカのベストセラーと思風先生の感性経営がすごく似ていました。そして私の作った『基本理念』も、おかげさまで『感性経営の10原則』と瓜二つだったのです。


 (1)『顧客幸せ主義』は10原則の6番と10番でした。『最高の満足を与え、最大の信頼を得る経営』『仕事を通して人格を作る角熟経営』。
(2)『社員幸せ主義』は『愛と対話とパートナーシップによる経営』『心の通ったぬくもりのある経営』でした。
(3)『一番主義』は『仕事に死ねる愛の経営』『不可能を可能にする経営』でした。
(4)『変化行動主義』は『問題を恐れない経営』『変化を作り出す経営』と同じでした。
(5)『長短成果主義』は『利益が出る仕組みを作り続ける経営』『結果が出るまでやめない経営』でした。


 私が嬉しかったのは、私は思風先生の本を読んで『基本理念』を決めたのではなかったこと。私が43年間経営してきて、たくさんの失敗と少しの成功を体験して、AGGグループの役員や社員さんにこれだけは100年間守って実行してくださいよ、と決めたことが思風先生の感性経営の10原則と合致していたことでした。


 本当に嬉しい感動がありました。

まあ私の決めたことはそんなに間違ってなかったんだなと安心しました。
あとはどれだけ信念を持って実行できるかでしょう。AGGグループの役員さんや社員さんに期待いたします。
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