昨日、SG阪神いきかた研究会の勉強会を開催しました。

テーマは、「おひとり様の終活って何が大切か知っていますか」。
講師は、北村真一弁護士です。

相続人がいない方の財産は、どこに行くかご存じですか?

「国庫に帰属」。

はい、民法959条にはそう書かれています。
平成29年度には、525億円が国庫に入ったんだって。

でも、それには、「誰かが」相続財産管理人を申し立てなければなりません。

空き家が崩れそうで近隣が迷惑している、とか、
明らかに多額の遺産がある、などといった事情があれば動きます。

しかし、相続財産管理人の申し立て費用を回収できそうにない場合や、
不動産をお持ちでなく誰にも迷惑がかかっていない場合などは、
永久に放置されるのが実態なんです。

それならば、手弁当で頑張っている各種公益団体に、
寄付してあげたらどうですか?というのが氏の提案。

そう言うと、返ってくる反論は、
「あげてしまったら、将来の生活が不安・・・」

だったら、お元気な間に、「フィナーレ」という仕組みを使って、
寄付先を選べばOK。

今、お金が減るわけじゃないし、
その団体の活動報告なども届けてもらえます。

マズローの欲求5段階ってあるでしょ?
実は高齢者には6段目があるんだって。

その名も、「成仏欲求」・・・(^^;

お墓のことなど周囲に迷惑をかけない終活をなさる方は多いですが、
もう一歩踏み込んで、社会への還元の手も打っておいて、
心やすらかに成仏しませんか?・・・(^^;


土地家屋調査士 和田清人(image)
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